こんにちは
小原太郎です。
自営業者、フリーランス
中小零細企業経営者の皆様。
過去に怪我をしてギブスで
固定した事はありますか。
1週間、長ければ
1ヵ月動きを固定した生活で
体に起きる変化と言うものは
大きいものです。
大切なのは怪我が
治った後、ギブスを取った
後の体の動きはどうか。
今日は怪我は治ったものの
”体が動かない!?”と
困っていたお客様のお話です。
Hさん40代男性(仮名)
左肘を骨折して3カ月間の
ギブスの生活。
ギブスを取った後、
根気強いリハビリのおかげで
肘の曲げ伸ばしは自由にできるようになった。
しかしし、怪我していないはずの
肩が自由に動かせない。特にバンザイできないので
キッチンの棚にしまってあるフライパンを
手に取ることができない。
怪我は治ったけど
他の動作ができなくなった。
これよくあることなんです。
ギブスをつけた状態での体の動きを
頭記憶しています。
Hさんの場合は
肘を庇うように動かす方法を
カラダは長い時間をかけて
つくりあげました。
ギブスを取るのは一瞬ですが
動作の記憶は長く残ります。
自分では普通に動かしているつもりが
動かせない。そんな状態になります。
その.2
Hさんに対しては
まずは、関節が拘縮している場所を
全て柔らかく動かせるようにします。
そうすると、僕がサポートすれば
自由に動かすことができます。
でも
これだけでは不十分です。
Hさんの頭に動きを記憶させます。
ここで鏡を用意します。
自由に動かせる右肩でバンザイを
何度も繰り返してもらい、
動作を鏡越しに見てもらいます。
今度は問題の左肩を
サポートしながら
何度もバンザイしてもらいます。
少しずつ動作が右肩の動きに
近づいてきます。
最後は僕のサポートなしで
バンザイします。
Hさん
「あれ、右と同じように挙がる・・・」
数回バンザイできれば
あとは何度でもスムーズに
バンザイできます。
その.3
普段、僕たちは無意識のうちに
肩を動かしています。
例えば目を瞑ってもバンザイは
できますよね。
目で動きを確認せずとも
カラダの感覚に
頼って動かしています。
感覚に頼っているが故に
動きが間違っていても
気づかないのです
正しい動きを”視覚”を通じて
確認することで
動きを修正することができます。
それはまるで
パソコンのファイルを
上書きするように。
Hさん一回の調整で9割程
動きが広がりました。
鏡を使ったトレーニングは
自分でもできるので続けてもらえれば
動きは安定します。
あなたがもし
怪我の後にカラダを動かしにくいと
感じていたら、それは
頭(脳)が間違った動き
記憶しているからなのかもしれません。
この動作は自然に治るものではありません
しかし、キッカケさえ与えれば
変わります。
最後まで
ご拝読ありがとうございます
整体タナゴコロ
小原太郎
Profile
身体を通して人生が変わる
キッカケを与え続ける
フィジカルプロデューサー
・ナショナル整体学院卒
・日本セラピスト協会ゴールド会員。
【 略歴 】
19歳から整体学校へ通い卒業後、 現在に至るまで20年以上、 手技療法を続けている。
整体やカイロプラクティック リラクゼーションマッサージから 足ツボなど様々な業態。
従業員・管理職・マネージャー職 という立場を経験する中で 手技業界の雇用環境や 療術家のこれからの在り方に 疑問を抱き改革するべく。
2016年に世田谷区梅丘に 「整体タナゴコロ」を開業。
20年間で経験してきた 東洋・西洋医学の手技療法を 融合させた技法を扱う。
・長期的な腰痛や膝の痛みなど長く痛みに 苦しんで、諦めかけている方。
・原因がわからない不調に悩んでいる方
・整体を受けてもすぐ身体が悪い状態へ戻る方
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そんな方のお役に立ちます。